《生産者について》
マールボロにて「フォリウム」を営むのは岡田岳樹氏。
「クラウディ・ベイ」などの巨大生産者がいるこの地にて、6haの畑からつくるフォリウムは極めて小規模な生産者。他とは違うワインをつくって販売するべく、岡田氏は綿密な戦略をもってワインづくりに取り組みます。
その1番の特徴が灌漑(かんがい)をしないこと。水分供給を自然に任せることで、ヴィンテージによる風味の差が大きくなります。灌漑をするのが基本であるマールボロにおいて逆をいきます。
さらに窒素肥料を使わず、手摘みで収穫を行い、全房圧搾します。これらはソーヴィニヨン・ブランのフルーティーな特徴香のもとである、チオール化合物の生成を減らすため。品種由来の個性をあえて抑えることで、この土地やヴィンテージの特徴を表現しようとしています。
《このワインについて》
フォリウムの看板商品である、スタンダードのソーヴィニョン・ブラン。畑は大きな石を含む粘土質の多い土壌です。
レモンやグレープフルーツなどの、繊細で派手さのない香り。みずみずしい果実感とともに、塩味のようなミネラルも感じます。マールボロのソーヴィニヨン・ブランとしては一風変わった落ち着きを感じ、少人数でじっくりと向き合いたくなります。
Folium Sauvignon Blanc