《サンセールについて》
シャルドネとソーヴィニヨン・ブランは全く違う品種のように感じるかもしれませんが、中にはプロでも間違うような似ているものもあります。その代表格がサンセールやプイィ・フュメのソーヴィニヨン・ブランとシャブリのシャルドネ。この2か所、距離的にも近く土壌も石灰系です。品種や醸造の特徴ではなくテロワールを表すつくりをしている生産者のワインは、非常に似た雰囲気を持ちます。
《テイスティングノート》
白い花やアプリコット、ほのかなグレープフルーツに火打石のような控えめなアロマ。ふくよかな果実味にマロラクティック発酵に由来するだろう乳酸系の酸味。しっかりとうま味の乗った味わいです。チョークのようなミネラル感に、シレックス土壌の影響を感じます。
《生産者について》
サンセールから4kmほど離れたシュリー・アン・ヴォーという村にミッシェル・トマの本拠地があります。代々この地では「クロタン」と呼ばれるシェーブルチーズをつくってきたそうです。トマ家は以前はそのチーズを中心にした総合農家でしたが、ミッシェルの代になってワインづくりに専念しました。
テール・ブランシュ(粘土石灰)、カイヨット(玉石)、シレックス(ケイ質)。サンセールの土壌として重要な3つの土壌の畑を持っていることが、スタンダードのこのワインに「サンセールらしい味」を表現できる所以です。
Sancerre Silex Domaine Michel Thomas