《テイスティングノート》
近年はフレッシュで軽やかなロゼワインが多い傾向のなかで、こちらは適度な濃厚さを持った飲みごたえのある味わい。
チェリーやバラの花のような華やかで密度のある香り。口に含んで感じるフレッシュな果実味は、わずかに甘味を感じるような熟度を持ち、厚みを持って流れます。アルコール度数もロゼワインとしては高めで、1杯でも満足度が高いでしょう。
「2人で飲むとすぐ無くなっちゃって物足りない!」という夫婦こそ、晩酌の1本におすすめします。
《生産者について》
アブルッツォ州の地で400年以上もワイン造りをしている生産者。ナポリ王国よりバローネ(男爵)を与えられた貴族の家柄で、所有している広大な土地の中からDOCGエリア内のブドウ栽培に適した丘陵地帯の一部を畑にしています。彼らの栽培するブドウは他の生産者であればトップキュヴェにあたる品質を持っているのにもかかわらず、価格設定は非常に良心的。今ではおなじみの”モンテプルチャーノ ダブルッツォ”を日本に広めたパイオニア的な存在です。
Cerasuolo d’Abruzzo Barone Cornacchia