《このワインについて》
サントリーが株主となったことで復興し、近年ますます評価を高めているシャトー・ラグランジュ。サン・ジュリアン村のブドウ畑910haのうち、118haを所有している大規模生産者です。
その醸造チームが、オー・メドックに所有する畑のブドウを使ってつくるのがこのワイン。シャトー・ラグランジュのブドウが使われているかは情報がありませんが、自社畑からつくられるという点で信頼がおけます。
エチケットデザインは少しシンプルにされているものの、そこに描かれるシャトーはラグランジュのもの。看板を掲げるにふさわしい品質でつくっている証です。
《テイスティングノート》
このワインは温暖なヴィンテージのものをあまり熟成させず飲むのが、個人的なおすすめです。
よく熟したカシスやブルーベリーのフルーツ香が良く詰まっている印象。口に含めば凝縮感のある果実味が広がり、口当たりに厚みがあります。余韻には少しロースティーな雰囲気をもって、ゆっくりと消えていきます。
ヴィンテージの特徴が後押しして、どっしりと滑らかな印象。「ラグランジュ」ということを抜きにしても価格以上のパフォーマンスを感じさせてくれます。
Pagus De Lagrange