《生産者について》
カンティーナ・デル・ピノは、バルバレスコ村の中でも銘醸地として知られるオヴェッロに位置する小規模な家族経営のワイナリーです。1920年代にバルバレスコの礎を築いたとされるドミツィオ・カヴァッツァから土地を受け継ぎ、代々ブドウ栽培を続けてきました。現当主は4代目レナートの妻・フランカで、伝統を守りながら丁寧なワイン造りを行っています。所有する畑はオヴェッロを筆頭に、ガッリーナ、スタルデリ、アルベサーニなどの名だたるクリュばかり。特にオヴェッロでは丘の頂上に畑を持ち、その頂に植えられた一本の松の木がワイナリー名の由来となっています。冷涼なミクロクリマと石灰・砂質の独特な土壌から生まれるバルバレスコは、エレガントで熟成にも耐える高品質な味わいを備えています。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2025年1月のレビュー]
カンティーナ・デル・ピノ2020バルバレスコ・アルベザーニ(3,000本生産)は、淡いルビー色の透明感のあるリーンな外観で、スモーク、タール、ダーク・リコリスによって強調された新鮮なベリー系果実のブーケに香ばしいノートを示す。 甘い果実味の核を縁取るミネラルのニュアンスもより強調されている。 このヴィンテージでは、ワインの力強さと全体的な深みが非常にうまく表現されている。 アルベサーニの畑は典型的なサンタアガタ泥灰土の土壌で、堆積岩と海洋性(化石を含む)。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2026-2040年]
Barbaresco Albesani Cantina del Pino