《生産者について》
「ゴッドファーザー」などで知られる映画監督のフランシス・コッポラ氏。彼は1975年、グスタフ・ニーバム氏の邸宅と土地を購入したのをきっかけに、ワインビジネスに参入します。
伝説的なワイナリーと言われながら、当時経済的事情から荒廃していたイングルヌック。彼は長い時間をかけて、バラバラになっていた畑を買い戻し、イングルヌックの商標権を取得します。その代表ワインである「ルビコン」は、ナパ・ヴァレーを代表する高級ワインの一つです。
さらに2010年にはソノマ・コ-ストに「フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー」をオープン。「大人から子供まで楽しめるワインワンダーランド 」を目指した、テイスティングルームだけでなく、博物館やレストラン、プールなどが併設される、映画とワインのテーマパークです。
《このワインについて》
映画における「ディレクターズ・カット」とは、映画監督自身が表現したい形に自ら編集した映像のこと。それにならったこのシリーズは、ソノマという産地の特性をその品種ごとにワインメーカー自身が考える最高の形で表現しています。
《テイスティングノート》
赤や黒のベリーを煮詰めたジャムのような熟した果実香。チョコレートやヴァニラ、カカオなど甘く香ばしいニュアンスも感じます。口に含めばこの品種らしい豊かな果実味が広がり、厚みをもってゆっくりと消えていきます。
Director's cut Dry Creek Valley Zinfandel Francis ford Coppola Winery