《テイスティングノート》
例えば天ぷらを食べたあとのような、植物性油が舌を包むような感触。「オイリー」と表現される口当たりは、ピノ・グリのワインで感じることが多いです。こちらはそのオイリーな口当たりをなかなか他にないレベルで感じるリースリング。
よく熟した柑橘系フルーツの香りに、ほのかに花の蜜のようなニュアンス。オイリーな口当たりとともに凝縮感のある果実味が広がるので、リースリングらしい高めの酸味も尖って感じません。ベースとしては「スッキリ爽やか」な味の系統なのですが、冬に飲んでも心地よいようなまろやかさと飲みごたえも備えます。

《生産者について》
イタリアのロンバルディア州。「オルトレポ・パヴェーゼ」というワインの生産地区にカ・ディ・フラーラのワイナリーがあります。すり鉢状の地形の谷底に位置し、冬は温暖で夏は風通しがよく涼しいという、ブドウ栽培に最適な環境です。

Ca di Frara Riesling Superiore