《このワインについて》
カベルネ・フランはよく名前を目にするものの、ブレンドに使われることが多いため、主役にはなりにくい品種。ウッディファームがある上山でも栽培例は非常に少ないものです。2024年春現在、約0.4haに植樹しているそうです。
ヴィンテージ次第ではありますが、11月初旬まで完熟を待って収穫。この品種の特徴香であるグリーンノートは抑制され、スミレやベリーの上品な香りを持ちます。軽やかながらしっとしとした口当たりで、非常に整った味わい。ストレスなく飲み続けられるタイプです。
一例として2020VTの生産本数はわずか785本。しかも完熟させられた年にしか単一品種としてはリリースされません。ワインの主役として楽しめるのはレアな機会です。
《生産者について》
山形県の上山市にあるウッディーファーム&ワイナリーは、その名の通りワイナリーだけではありません。サクランボやラ・フランスを中心とした高品質な果物栽培もおこなっています。
ワイナリーとしてのスタートは平成9年ですが、ワイン用のブドウ栽培は昭和50年ごろからと長い歴史。伝統の棚仕立てによる栽培で、高品質なブドウを自社畑で栽培しています。
まだまだ有名ワイナリーというわけではありませんが、それゆえかどのワインも品質に対して値ごろ感があります。
Woody Farm Winery Cabernet Franc