《生産者について》
ケンダル・ジャクソンは1982年設立なので、まだ40年程度。しかしカリフォルニアでトップクラスに成功しているワイナリーの一つでしょう。
レイク・カウンティから始まったワイナリーはどんどん規模を拡大し、今ではブドウ畑は1.3万エーカー。「ヴェリテ」や「ラ・クレマ」などの高級ブランドも傘下に加え、世界60か国以上に輸出をしています。
そんなケンダル・ジャクソンのワインの目指すゴールは、「初めて味わう時にも、それから月日が経った後にも、いつ飲んでも楽しめるようなワインを生み出すこと」。様々なシーンで活躍するワインをつくっています。
《このワインについて》
ラインナップの中で中-上級に位置づけられるこちらのワインは、濃厚なだけでない上品さが魅力。
ブドウはサンタ・バーバラ・カウンティ内のものを使用しています。カリフォルニアでも特に冷涼な地域の一つであり、味わい全体を支える酸味はこの気候に由来します。しかしアルコール度数は14.5%(2022VT)もあり、完熟を待って収穫していることが伺えます。
パイナップルやグァバのようなトロピカルフルーツの豊かなアロマ。それに負けじとヴァニラやバターのような香ばしい香りも広がります。ほのかに甘味を感じさせるような豊かな果実味。ナッツやスパイスのようなニュアンスをともなって、余韻は長く続きます。
Kendall Jackson Grand Reserve Chardonnay