《このワインについて》
イタリアでは様々な地域で「アパッシメント」という製法を使ってワインがつくられています。
収穫したブドウを陰干しして乾燥させることで、糖度やエキス分を凝縮させて、それから破砕してワインをつくります。このワインの場合は樹に実ったまま乾燥するまで収穫を待っているようです。
そうして出来上がるワインはアルコール度数が上がり、風味も凝縮します。ヴェネト州の「アマローネ」がその代表格です。アマローネは高級酒ですが、アパッシメントしたワイン自体は手頃なものもあり、その値段に見合わぬ風味の豊かさがあると人気です。
このワインも1000円台としては特筆すべき風味の豊かさ。レーズンのようなドライフルーツ感のあるベリー香が立ち上り、濃密なフルーツ感と控えめな酸味・タンニンが特徴です。
《生産者について》
コンティ・ゼッカはプーリア州の超名門生産者。サレント半島の侯爵家として、ワインづくりに500年以上の歴史を持ちます。
ネグロアマーロやプリミティーヴォのようなプーリアの土着品種を大事にすると同時に、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった国際品種も積極的に取り入れています。なによりそのコストパフォーマンスが圧倒的。ワイン初心者からレストランまで多くの方に支持されており、イタリア本国の評価誌でも多くの賞を受賞しています。
Passione oro appassimento Conti Zecca