《生産者について》
南アフリカ、スワートランドの著名生産者であるバーデンホースト。そこで働きながら自らのワインをつくるのが、佐藤圭史さんです。南アフリカでワインをつくるのは、日本人として初めて。
もともとはオレゴンワインからこの世界に没頭し、サラリーマンをした後、ワインバーを開業。その後南アフリカワインに衝撃を受けて、ワインをつくる側に回ります。バーデンホーストのアディと親交を深め、彼のワイナリーを手伝いながら、2017年に自らのワインをつくり始めました。
ワインの名前「Cage」は、留学時代の圭史さんの相性であるとともに、「C=Cape」「A=Adi」「G=Greeting」「E=Earth」という意味も込められています。南アフリカで出会った人々と大地への感謝の名前なのです。
《このワインについて》
このラベルは佐藤氏が南アフリカに旅立つ際、当時4歳だった愛娘が描いたもの。白ワインをイメージしたといいます。
バーデンホースト所有のクライン・オランジェリー畑のブドウを使用。独立当初よりつくり続けるフラッグシップワインで、Cage Wineを飲むならまずこのワインからがおすすめです。
《公式テイスティングノート》
2021年と比較すると、エキゾチックさにくわえ、香りに華やかさがあります。洋梨やカリンのような清涼感とともに、ふくよかながらしっとりしたテクスチュア(食感)とフルーツの凝縮感のバランスが良好。口当たりで引き締まった液体を感じるのは、快活な酸がある証拠です。
Cage Chenin Blanc