《生産者について》
アンティノリがワインビジネスを始めたのは1385年。とんでもなく長い歴史を持つ生産者です。
単に伝統を守るだけではなく、ワインの品質に対してはむしろ革新的。当時「キャンティ」として許可されていなかった、サンジョヴェーゼにカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドする「ティニャネロ」をリリースしたのが1971年。まだ「スーパータスカン」という言葉が生まれていない時代です。その後カベルネ・ソーヴィニヨンにサンジョヴェーゼをブレンドする「ソライア」でも世界的に高い評価を獲得。スター生産者への階段を上っていきました。
《このワインについて》
ヴィラ・アンティノリのシリーズは、アンティノリがつくるトスカーナのワインとしてはやや手頃なグレード。もともとは1928年につくられた「キャンティ・クラシコDOCG」がスタートでした。
「ソライア」や「ティニャネロ」といったクラスよりはずっと手を出しやすい価格ながら、しっかりとアンティノリらしい高級感を味わえるワインとあって、安定して高い人気を誇ります。
【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト誌 2023年7月のレビュー]
このワインは複数の村のブドウを使用している: サン・カッチャーノ、ガイオーレ、カステッリーナ、グレーヴェから収穫される。2021年キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ヴィッラ・アンティノリは、畑のアイデンティティよりもハウス・スタイルを追求しているため、アペラシオンの特定のサブゾーンに属していない。トノーとバリックで熟成されたこのワインは、リッチで持続性があるが、大柄ではない。実際、味わいはエレガントで、繊細なタンニンと、チェリーや青い花のような果実の張りがある。
[Monica Larnerによる試飲 飲み頃予想2024-2030年]
Villa Antinori Chianti Classico Riserva