《生産者について》
トリアー慈善連合会がワイン生産者としてまとめられたのは1794年。もともとはナポレオンによって設立された、巡礼者たちの避難所でした。現在でも社会的義務を負う寄付財団であり、高齢者の看護・介護に重点を置いており、ワインの収益の一部が用いられています。
トリアーが所有しているワインセラーの建物はドイツ最古のもので、その起源はなんと西暦330年。後世に受け継いでいくべき歴史的遺産で生産されているのがこのワインなのです。
《このワインについて》
モーゼルの中でも人気が高い「ピースポーター・ゴールドトレプヒェン」の畑。畑名は「黄金の雫」を意味します。特にこの畑からつくられる甘口ワインはまさに「黄金の雫」と述べるにふさわしい極上の甘露です。
熟した桃やアプリコットの濃密なアロマ。口に含むと芳醇な甘味とともに繊細なミネラル感が広がり、溌溂とした酸味が全体を引き締めます。アルコール7.5%程度のさらっとした口当たりの中に、緻密に詰まった甘味と酸味の調和が織りなす世界観。普段は甘口ワインを飲まない方も、思わずとろけてしまうことでしょう。
Piesporter Goldtropfchen Riesling Spatlese Trier Vereiningte Hospitien