《このワインについて》
ワイン名になっている「トルティーナ」とはラテン語で「バランス」という意味。その名の通り複数のボルドー品種のブレンドでバランスよくつくられています。2020VTはメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンですが、過去には他の品種も使われていました。
一口に「バランス」といっても、「これがバランスのとれた味だ」というポイントは、醸造家によっても飲み手によっても違います。このワインについていえば、一般的なワシントンのカベルネ・ソーヴィニヨンよりもややカリフォルニアワイン寄りではないでしょうか。
《テイスティングノート》
カシスやブラックチェリー、イチジクのようなフルーツのアロマに、タバコやヴァニラのニュアンス。甘濃いニュアンスは控えめながらも凝縮感があり、それでいて力強いタンニンは適度に抑えられています。酸味はやや控えめでまったりと滑らかな口当たり。親しみやすさがあります。
《生産者について》
ワラワラのプレミアム・ブティックワイナリーのひとつであるダンハム・セラーズ。創業者のエリック・ダンハムは若くして両親が持つ素晴らしいワインコレクションに魅了され、ワイン造りを志すようになります。ダンハム氏はレコール No. 41でアシスタント・ワインメーカーを務めた後、カベルネ・ソーヴィニョン造りに取り組みました。初リリース以来、数々の賞を受賞しています。
Dunham Cellars Trutina