《生産者について》
元航空パイロットのディエゴ・モリナーリ氏が、あふれる情熱とビオンディ・サンティで学んだワインづくりをもって品質を高めたチェルバイオーナ。1981年のリリース依頼、伝統を重んじるつくりでその評価を高めます。年産量2万本という少なさから「カルト・ブルネッロ」などと呼ばれることも。
健康面での事情によりディエゴは2014年にワイナリーを売却。2015年からは投資家のゲイリー・リーチェル氏とワインコンサルタントのマシュー・フィオレッティ氏の体制となります。2017年にはジャーナリストや評価誌に対し、「我々のワインに対してスコアやレビューをつけることを一切禁止する」と宣言。誰かの評価を必要としない孤高のスタイルを貫いています。
《輸入元の公式テイスティングノート》
前年に引き続き、熟度と健全度の高い素晴らしいブドウが収穫できた2021年。前年より熟成に一部小さめの樽を用いて樽熟成の期間を短縮するなどの細かな変更を行っており、より一層恵まれたテロワールから得られたブドウのポテンシャルをピュアに表現していく造りとなっている。
チェリーや赤系ベリー、杉、湿った土、スパイスがふわりと香る。口に含むと柔らかいテクスチャーの奥に力強さとストラクチャーを感じる。この価格帯で味わえるサンジョヴェーゼとしては間違いなく一線を画している。
Cerbaiona Rosso di Montalcino