《生産者について》
「北海道ワインは北海道に必要な会社になります」
その目標を掲げて創業以来50年。北海道ワインは日本で最も生産量の多いワイナリーとなりました。北海道で栽培されるワイン用ブドウのうちなんと1/3が北海道ワインに入ってくるそうです。
生産量の多さはそのままコストパフォーマンスにつながっています。輸入原料を使用しない、100%国産ブドウのみを使用しながら、1000円台にも豊富なラインナップ。スタートしたばかりの小規模ワイナリーにはとてもマネできない価格です。
それを支えているのは多くの契約農家。北海道ワインは農家のブドウに関して「選り好みせず全部買う!」という方針だそうで、その信頼感がこの低価格を可能にしているのでしょう。
《このワインについて》
日本でゲヴュルツトラミネールを栽培しているところはそれほど多くありません。聞いたところ、この品種は樹勢が強すぎるので、日本の肥沃な土壌と豊富な雨のもとでは手に負えないと。
浦臼町鶴沼にある447haと広大な自社直轄農場。北海道ワインはそこにゲヴュルツトラミネールを1980年から植えているといいます。そんなに古くから!
この2019年ヴィンテージが香港のインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションで銅賞を獲得しました。
《テイスティングノート》
ライチやマスカット、白桃のようなこの品種らしい香りのキャラクター。しかしアルコール度数がやや低めなだけあり、香りの密度は控えめです。ほんのり感じる甘味とスッキリ爽やかな酸味を持ち、香りの甘さとあわせて親しみやすさがあります。
Hokkaido Wine Tsurunuma Gewurztraminer