《生産者について》
リーウ・パッサンはマリヌーがフランシュックで営むサブブランド。スワートランド地区のシュナン・ブランとシラーに注目するマリヌーに対し、ステレンボッシュを中心としたカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが主力ワインです。
マリヌーの特徴と言えるのが、設立間もないワイナリーが短期間に非常に高い評価を受けていること。南アフリカのワインガイドである「プラッターズ」でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを4度も受賞しています。
そのマリヌーが2013年から始めたのがこのリーウ・パッサンブランド。特にステレンボッシュのシャルドネで高い評価を得ています。
ワインのつくり方は基本マリヌーと同じ。亜硫酸以外の添加物を何も使わない、ブドウのポテンシャルをそのままに表現するスタイル。それでいて醸造が適切に進むようコントロールはしています。
《テイスティングノート》
カシスやプラムなどの熟した黒いベリーのアロマに、花やコショウのような複雑さ。口に含めばボリューム豊かなタンニンとフレッシュな酸味が刺激します。非常に長く舌をとらえている余韻はこのブドウのポテンシャルを表しており、熟成が楽しみなワインです。
もし我慢できるなら3-5年は寝かせて飲みたいところ。そのころにはリーウ・パッサンの評価はさらに高くなり、価格もそれについて行ってしまっているかもしれません。
《このワインの評価》
ワインアドヴォケイトはこのワインの2022年について未評価ですが、2021年は93+点、2020年は91+点を与えています。
Leeu Passant Stellenbosch Cabernet Sauvignon