《生産者について》
シャトー・シャス・スプリーンは、メドック地区のマルゴー村に近いムーリ村にあるブルジョワ級シャトー。
シャトー名のシャス・スブリーンは、フランスの詩人シャルル・ボードレールが詠んだ「スプリーン」という題の詩からとったものだといわれています。
また1821年、ワイン愛好家のロード・ビロン(バイロン)がこのシャトーを訪れた際に、「憂鬱を取り除くには、このワイン以上のものはない」と語ったという説もあるようです。一般的に「憂いを払う」と言う意味に解されているようです
【パーカーポイント91点】
[ワインアドヴォケイト誌 2017年4月のレビュー]
2014年のシャス・スプリーンは魅力的なブーケを持ち、予想以上に前面に出ていて、骨太な赤いベリーの果実味、パン・グリエ、ブラウン・スパイスのアロマに溢れている。口当たりはミディアムボディで、しなやかなタンニン、数珠つなぎのような酸と立派な重みがある。骨格のあるフィニッシュで黒い果実を引き立てるピリッとしたマーマレードのニュアンスは評価できるものの、プリムールでの印象から期待したフレッシュさと正確さにはほど遠いかもしれない。注目すべき1本。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2020-2035年]
Chateau Chasse Spleen