《生産者について》
リエチネのブドウ畑はガイオーレの山側に位置し、1112年の教会の記録にその歴史が記されています。1971年にイギリス出身のジョン・ダンクレーがバディア・ア・コルティブオーノから1.5ヘクタールのブドウ畑を購入し、1975年に初リリースしたヴィノ・ダ・ターヴォラがリエチネの出発点となりました。設立当初からエノロゴを務めるカルロ・フェッリーニによる1982年のサンジョヴェーゼ100%の「ラ・ジョイア」は、スーパー・タスカンの潮流を確立しました。1991年からはショーン・オキャラハンが醸造を担当し、ビオディナミコの導入とプロットごとの醸造により、リエチネのワインはエレガントさと繊細さが向上しました。2016年からはアレッサンドロ・カンパテッリが醸造を引き継ぎ、リエチネのワインは更なる進化を遂げています。リエチネはイタリア国内でトップクラスの生産者と評価されており、今後も注目される存在です。
《このワインについて》
複数のプロットからのサンジョヴェーゼ。2度の選果後、プレスし自然発酵。その後5~10日間のマセレーションを行う。マロラクティック発酵が1/3進行した時点 でマストを3年使用以上のトノーに移し11~12ヶ月熟成。プロットごとに振り分けていたマストのブレンドを行いボトリング。瓶熟1ヶ月。
Chianti Classico Riecine