《レイク・カウンティについて》
レイク・カウンティはナパ・カウンティの北に隣接する地域。その名の通りクリア湖の周りに広がります。
ナパ・ヴァレーと違い海からの冷たい風や霧は届かないのですが、標高が350-750mと高いため昼夜の寒暖差が大きな地域です。ブドウはよく熟しながらも豊富な酸味とタンニンを蓄え、力強いワインが生まれるエリアです。
《生産者について》
シャノン・ファミリー・オブ・ワインズはこのレイク・カウンティで、1996年からワイン造りを営む生産者。あえて効率の悪い山の斜面に1000エーカーもの広大な畑を取得。「農業は循環する」とのもと、自社畑の全てで有機栽培を実践しています。
2021年には環境保護のリーダー的存在に送られる「Green Medal」を受賞。2022年にはアメリカのオーガニック認証「CCOF」を取得しています。
《このワインについて》
「マンザニータ・ギャップ」という名称は畑のある場所から。シャノンの畑の中には頑健なマンザニータの木々だけが生息している乾燥した谷があり、そのそばにプティット・シラーの畑があるのでラベルに表記されました。
《テイスティングノート》
果実味やタンニンの強さが特徴の「プティット・シラー」ですが、このワインはなかなかの複雑性も備えています。
ブラックベリーやブルーベリーなどの濃密なベリーの香りに、紫色の花。ハーブのニュアンスもあります。口に含めばフルーツ感とともに豊かなタンニンと、ほのかな苦みを伴うチョコレートやリコリスの風味が広がり、余韻には紅茶のニュアンスも現れ長く続きます。
Clay Shannon Petite Sirah Manzanita Gap