《テイスティングノート》
マールボロのソーヴィニヨン・ブランにありがちな、青草やグレープフルーツの香りはあまり感じません。もっと熟度の高い、パッションフルーツやメロンのようなアロマ。口に含んでも酸味先行ではなく、密度のあるフルーツ感が広がります。この価格にしてしっかりコクがあるのが驚き。品種らしいやや高めの酸味はあるものの、単なる「スッキリ辛口」な白ワインではなく、思いのほか飲みごたえがあります。
少しカリフォルニアのソーヴィニヨン・ブランに似たところはありますが、カリフォルニアでこの価格はまず実現しないでしょう。
《生産者について》
ドメーニレ・サハティーニは2003年に女性醸造家のアウレリア・ヴィシネスク氏が興したワイナリー。ブルゴーニュと同じような気候、黒土と粘土石灰質の土壌と、ピノ・ノワールの栽培に理想的な環境で、以前『旨安大賞』をとったピノ・ノワールが売れ筋商品です。
他にもカベルネ・ソーヴィニヨンやシラー、ピノ・グリージョなど様々な品種を栽培しています。
La Vie Suvignon Blanc Domeniile Sahateni