《このワインについて》
「チャーマー・リザーヴのシリーズは優良年にのみつくられるワイン」とメーカーの資料にあります。
ということはある程度豊作で売買されるブドウが多く、良品質な原料を安く調達できる年だけつくるということでしょう。つまりは安く美味しくつくれる時しかつくられないワインです。だからこの抜群の価格!この価格が続いてほしいところですが、次のヴィンテージがつくられるかは不透明です。
試飲した感触は「マールボロのソーヴィニヨン・ブランの要素はちゃんと備えていて、悪いところがない。そのうえでこの価格なら抜群!」というものでした。
《テイスティングノート》
期待通りの味わいです。グレープフルーツやハーブのような爽やかな香り。決して未熟なニュアンスはありません。口当たりは軽快でスマートな印象。「ボリューム感があって飲みごたえあり」とは言えませんが、それはこの価格帯のワインに求めるものではありません。フレッシュでキレのいい酸味がキュっと後味を引き締めます。
《生産者について》
このワインをつくるのはリズモア・ワインズ。価格競争力のあるワインを高品質に提供することに注力している家族経営のワイナリーで、2000年代初頭に設立されました。ニュージーランドのワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに2度選出されたアラン・マコーキンデール氏がコンサルタントを務めます。
Charmer Sauvignon Blanc