《生産者について》
ベルンハルト・フーバー醸造所は、ドイツの南部、バーデン地方のマルターディンゲン村に居を構えています。その地がかつてピノ・ノワールの名産地であったことを知った故ベルンハルト・フーバー氏は、1987年に醸造所を立ち上げ、2011年にはゴーミヨ氏で赤ワイン賞3冠に輝きました。現在は息子のユリアン・フーバー氏がその意思をついで、より透明感あふれるワインづくりをしています。
《このワインについて》
フーバーはアルテ・ブルクの畑を2ha所有しており、そのうち1haをGG(グラン・クリュ)用として使っています。5年以上前からワイン自体はつくっていたのですが、樹齢が低く品質が伴わないのでブレンド用でした。ようやく納得のいくものができたため、2019ヴィンテージからグラン・クリュのラインナップに加わりました。
フーバーの他の畑と違って近くに森や山がありません。風通しが良くて乾燥する畑で、ブドウの粒が小さく力強いワインになるといいます。
《2020年ヴィンテージについて》
「絵にかいたように素晴らしい年となった」ユリアン氏はそう語ります。
周辺国と同様暑く乾燥した年でした。ブドウは健全にじゅくしていったものの、夏場に水分が少なかったため小粒となりました。それゆえグラン・クリュの収穫量は非常に少なくなったといいます。
【パーカーポイント94点!】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年12月のレビュー]
2020年のケントリガー・アルテ・ブルク・バーデン・シュペートブルグンダーGGは、非常にクリアでフレッシュ、ピュアなノーズを持つが、凝縮感もある。グロセス・ゲヴェックに初めて格付けされたこのワインは、力強く、エネルギッシュで、生命力に溢れ、塩味の効いたピノで、音楽性とグリップ力に富み、程よい緊張感のある余韻を持つ。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2022-2040年]
Kendringer Alte Burg Spatburgunder Grosses Gewachus Bernhard Huber