《テイスティングノート》
いろいろなベリーを煮詰めたジャムやヴァニラ、シナモン、チョコレートなどの甘い香りが漂います。口に含んで感じるのも、「果実味」というより甘さ。酸味も渋味もほぼ皆無で、チョコレートソースのようにまったり滑らかな口当たりです。
フランスワイン好きにはおすすめしません。きわめて好き嫌いの分かれる味わいです。
おすすめするのは赤ワイン自体が苦手で甘いものは嫌いでない方。いくつか赤ワインを飲んでみたけどあまり美味しいと感じられなかった方にこそ、ひょっとすると「こんなの飲んだことない!飲みやすい!」と感じてもらえるかも?
例えがむしろ分かりづらいかもしれませんが、ドイツ産の甘口ドルンフェルダーの風味によく似ています。
《生産者について》
ワグナー家のピノ・ノワールのスペシャリスト、次男のジョセフが造る「ベル・グロス」。滴り落ちるようにたっぷりかけられた蝋キャップが特徴のワインです。そのエントリー・レベルに位置付けられるのがメイオミ。「メイオミ」とは、アメリカン・インディアンのワッポ部族の言葉で「沿岸」という意味をもちます。
Meiomi Cabernet Sauvignon California