《生産者について》
「ルシア」はピゾーニ・ファミリーが営むワイナリー。ピゾーニ・ファミリーは「サンタ・ルシア・ハイランズ」というAVAを確立させた立役者であり、少量生産されるピノ・ノワールとシャルドネは、愛好家垂涎の品となっています。
その品質について、当時ワインアドヴォケイトのレビュアーであったジェブ・ダナック氏は、「ピゾーニ・ファミリーのルシア・ラベルは、常に期待を上回る素晴らしいワインの源であり続けている」と書いています。
私見ではピゾーニがつくるワインの特徴は風味の豪華さとタンニンのしなやかさ。ブルゴーニュ的なスマートな上品さではありません。14%前後の高めのアルコールにより味わいに厚みがありながら、しっかりとそれを酸味が支えています。濃いのにべたっとしていない。それは風味についてもいえるので、安くない値段ですがそれだけの満足があります。
《このワインについて》
ピゾーニ、ゲイリーズ、ソベラネスの3つの自社畑からつくる、「ルシア」ブランドのスタンダードとなるワイン。
先述のジェブ・ダナック氏は「このエステートから一貫して生み出される素晴らしい品質の完璧な例...快楽主義的な美しさ 」と評しています。
Pinot Noir Estate Cuvee Santa Lucia Highlands