《生産者について》
アントワーヌ・シャトレ社はブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュ村にあるネゴシアン。ブルゴーニュワインはもちろん、ボジョレー・ヌーヴォーや他地域のブドウからつくるリーズナブルなワインで定評があります。
1858年創業という長い歴史とその生産規模ゆえに、手ごろなワインでもさすがの安定性。もっと暖かい地域のブドウをつかうワインであっても、ブルゴーニュの生産者が目指すエレガンスは表現されています。
《テイスティングノート》
1000円前後のシャルドネにそうそう高望みはできません。このワインも樽熟成はしておらず、香りはフルーツ感主体のシンプルなもの。それでもしっかりと香りのボリュームがあり、口当たりにも凝縮感があります。その風味は柑橘やリンゴ、パイナップルを思わせるものです。ほのかにマコネあたりのブルゴーニュワインを思わせる上品な酸味があります。
普段飲みワインのコストは抑えたいけど、味わいも香りも妥協したくない。その代わり産地の有名さはどうでもいい。そんな方におすすめです。
Antoine Chatelet Chardonnay Grand Parcelles