《テイスティングノート》
美しいオレンジ色に輝く、シャルドネでつくるオレンジワイン。オレンジの皮のほかに、レモンや桃のようなフルーツのアロマが美しく香ります。
オレンジワイン特有の渋味は控えめで、初心者にも親しみやすい味わい。スイスイ飲める味わいなので、気の置けない飲み仲間を招いた場での中盤、変化球枠としても活躍しそうです。
ブルゴーニュワインといえば畑名や畑がある地名がワイン名。その常識を全く無視したヴァン・ド・フランス(テーブルワイン)カテゴリの自由につくったワインです。しかし決して畑仕事をおろそかにしているのではありません。
《生産者について》
ボジョレー地区西部に何世代も続いてきた農家の家系。ジャン・ミッシェル・デュプレの代でブドウ栽培に特化するために独立しました。現在は合計20haの畑を所有しています。
「ブドウ畑一帯の生物多様性と生態系の保護を何よりも大切にしています。」と話す彼は、2014年よりビオロジックでの栽培を実施。畑仕事におけるいかなる手間も困難も避けず、まじめに取り組んでいるといいます。
《ワイン名について》
作品名の「Le temps des Oranges」(オレンジの実る頃)は、シャンソンの歌曲「Le temps des Cerises」(さくらんぼの実る頃)にかけたものです。このシャンソンはスタジオジブリの映画「紅の豚」でジーナが歌っていたものです。
Le Temps des Oranges Jean Michel Dupre