《違いを感じるのは香り》
ワインのどこに魅力を感じるかは人それぞれですが、その「香りのバリエーション」が面白いと感じている方は少なくないはずです。2つのワインを比べた時、まずは香りに違いを感じる。夕食時のお酒としていろいろなワインを飲みたい方は、香りの違いを楽しんでおられる方が多いでしょう。
その上で夫婦二人で毎日のように飲む方や、一人でもたくさん飲みたい方におすすめしたのがこの1Lボトル。「ショイレーベ」という少し珍しいブドウを使っているのがポイントです。
ショイレーベは野生ブドウとリースリングの掛け合わせで生まれたと言われるドイツ品種。このワインのように辛口もつくられますが、どちらかというと熟しやすい特性を活かした甘口ワインに用いられます。
白ブドウなのにカシスのようなベリー系の香りを感じるのが特徴で、グレープフルーツや柑橘のような不思議なアロマがグラスからあふれだします。そのボリュームはアロマティック品種かと思うくらい。あまり似た香りの品種が思い浮かびません。
香りの違いを楽しむ方は大満足でしょう。
《生産者について》
ヴァイングート・テオ・ミンゲスは1847年創業の家族経営の生産者。所有畑は25haと中規模です。リースリングを中心にいろいろな品種を栽培しており、その中にはカベルネ・フランやメルローもあるといいます。VDP(ドイツ高級ワイン生産者連盟)に加盟しており、このワインには鷲のマークはありませんが、その品質は確かです。
Theo Miges Scheurebe Trocken