《牛肉の骨付きリブロースにあうワイン》
Cote de Boeuf(直訳すれば牛肉の丘)とは、牛肉の骨付きリブロースのこと。それをワイン名にしてしまうとは、骨付きリブロースをはじめとした肉料理にあうというコンセプトでつくられたワインに他なりません。
骨付きリブロースなんてスーパーマーケットではまず売っていませんから、そのものをご家庭であわせるのは難しいでしょう。要するに塊肉であったならいいんです。オーストラリア産やアルゼンチン産の牛もも肉ローストビーフ用などがベスト。スーパーのステーキ肉は薄っぺらすぎておすすめしません。
ミディアムレアに火をとおした牛肉を大きめに切ってガブリとかぶりつく。モグモグかみ砕きながらゴクっと口に含んでワインと一緒に咀嚼する。ベリー系の果実味あふれるワインは、まるでステーキにフルーツソースをかけるかのよう。
腹ペコさんの食欲を大いに満たしてくれる、満足度の高いワインです。
《このワインについて》
ブドウ品種はシラーとマルセラン。マルセランはカベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種で、どちらも果実味もタンニンもしっかりある飲みごたえのある品種です。
ブラックベリーやプルーンのような熟度の高い果実のアロマ。試飲販売で人気が出そうな甘濃い系の赤ワインで、渋味はあまり目立ちません。まったりなめらかな口当たりで親しみやすい味わいです。
Cote de Boeuf