《ロワールの手ごろなシュナン・ブランは・・・》
ロワール地方を代表する品種の一つであるシュナン・ブランは、辛口白ワインから甘口、スパークリングワインと様々な形で楽しまれています。辛口の白ワインとしては上品な酸味と花を思わせる繊細な香りが特徴。ボディ感があまり強くないため、特に3000円近辺までの手ごろなものは、味わいに厚みがなく「酸っぱい」と感じやすいものも少なくありません。
料理にあわせて食中酒として飲むなら問題ない。でもそれ単体で飲み続けるのはすこし疲れてしまうかも。
それに対してこの「ペルシュ」は、口当たりの適度な厚みを持つ絶妙なバランス感。食中酒としてのみならず、あらゆるシーンに活躍すること間違いなしの1本です。
《生産者について》
ドメーヌ・ド・ラ・ルレティエールの歴史は1914年から5世代にわたって続いています。ドメーヌの地下には全長800mと巨大な2層構造のセラーがあり、そこでワインやスパークリングワインの熟成を行っています。
2haで始まった畑は現在27haまで拡大しており、それをすべて有機栽培で管理しています。現在はHVEというフランスの環境認証を得ようと取り組んでいるといいます。
《テイスティングノート》
白い果実、特に白桃のようなフレッシュな香りに、アーモンドやアカシアの花の香りも感じます。辛口ながらソフトで適度な厚みのある口当たり。かんきつ系フルーツの風味が爽やかに広がります。この価格としては余韻もよく続き、ずっと飲み続けたくなるような心地よさを持ちます。
Domaine de la Rouletiere Vouvray Sec Les Perruches