《生産者について》
「ソーヴィニヨン・ブランの高級産地といえばサンセール」こうやってソーヴィニヨン・ブランで7000円8000円のワインを販売できるようなブランドを築くうえで、非常に大きな功績を残したのがアンリ・ブルジョワです。
この地に10代にわたって続く家系であり、だからこそサンセールのモザイクのように入り組んだ土壌を深く理解しています。それゆえに土壌でワインをつくり分けるということを早くにスタート。同じ作り手のソーヴィニヨン・ブランにこれほどの違いがあるのかと驚かせてくれます。
《このワインについて》
「ワインの風味の違いは土壌の違い」それが明確にワインに現れることに、アンリ・ブルジョワは誇りをもっています。
このワインの畑はキンメリジャン泥灰土場。牡蠣やムール貝の化石が堆積した土壌です。その点では本拠地サンセールの「ジャディス」と同じです。ただしプイィ・フュメはロワール川を挟んで反対側の右岸。やはり香りの方向性は違います。まるでブルゴーニュワインに畑の個性を感じるように、比べて違いを感じるのが楽しいワインです。生産者は「8~10年の熟成能力がある」といいます。
《テイスティングノート》
清涼感のある葉っぱや土のようなアロマ。レモンの皮のようなニュアンスも感じます。力強くも直線的でエレガントな味わい。生き生きとした酸味がほのかな苦みを伴って余韻に続いていきます。
Pouilly Fume La Demoiselle de Bourgeois Henri Bourgeois