《生産者について》
ヴァンサン・ジラルダンが有名になる過程では、「濃厚ではちきれんばかりの果実味がある」スタイルがロバート・パーカーを中心に高く評価されてきました。
しかし2002年にドメーヌに加入した醸造家のエリック・ジェルマンは、このスタイルを変更する必要があると考えていたそうです。そして2012年、ヴァンサンが健康を理由にドメーヌを引退。新たなオーナーのもとエリックをトップとした新体制に移行し、「ピュアでエレガント」なスタイルへと変貌しています。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2022年1月のレビュー]
2019年のコルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ、カンテサンスは、梨、柑橘系オイル、桃のアロマがグラスの中で広がり、ヘーゼルナッツ、焼きたてのパン、ドライフラワーのニュアンスと混じり合い、若々しい還元香の巧みなタッチに縁取られている。フルボディで筋肉質、多次元的で、深みがあり層が厚く、凝縮感と骨格となるエキスを膨大に蓄え、生き生きとした酸に支えられている。十字架の下にあるアロース・コルトンの単一区画から造られる。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2025 - 2050年]
Corton Charlemagne Quintessence Vincent Girardin