《生産者について》
ドント・グルレは1986年設立。現当主アドリアンの両親の姓がワイナリー名となりました。
畑はわずか2haからスタート。現在でも6haと生産量が限られています。
アドリアンはわずか21歳でワイナリーを引き継ぎました。職人気質な友人との交流を通してノウハウを学び、樽を用いた醸造やドサージュを控えたシャンパンづくりに挑戦しています。
《栽培について》
導入していたビオディナミをやめるという選択をしたアドリアン。枠組みにとらわれるのではなく、土壌を活性化させ、ブドウ畑を自由に成長させるということを目指しています。
収穫は他の生産者に比べて一番遅く、そのためドサージュを抑えても十分なボディがあります。
《醸造について》
ドント・グルレは全てのキュベでマロラクティック発酵を行います。酸が強調されすぎないようにするためです。
ブレンド用のワインはワイナリー当初から継ぎ足しをつづけるソレラシステムで保管されています。
また、ティラージュ(瓶内2次発酵の際に酵母とショ糖を加えること)を少し少なめにすることで、ガス圧をわずかに抑えています。
【パーカーポイント95+点】
[ワインアドヴォケイト誌2022年9月のレビュー]
2017年のエクストラ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・プルミエ・クリュ、レ・ノジェは非常に有望で、グラスの中で、爽やかな果樹園の果実、柑橘類のオイル、桃の香りに白い花、牡蠣の殻、ヌガーが混ざり合い、ほぐれる。ミディアムからフルボディで、肉付きが良く、葡萄の風味があり、明るく彫りが深く、凝縮した果実味の核、キビキビした酸、塩味のあるフィニッシュを持つ。2017年はシャンパーニュのピノ・ノワールとムニエにとってしばしば困難なヴィンテージとなったが、とりわけコート・デ・ブランの良心的な生産者たちはいくつかの美しいワインを生み出し、このワインもそのひとつである。
[William Kelleyによる試飲 飲み頃予想2023-2040年]
Les Nogers Blanc de Blancs Extra Brut Dhondt Grellet