《テイスティングノート》
まるで果汁あふれるメロンを目の前にしているかのような、品がありながらも濃密なアロマ。口に含めばリンゴやマンゴーのようなピュアなフルーツ感と凝縮感のある甘味を感じます。酸味は高くないのですが、余韻を適度にスッキリさせてくれる程度にはあります。
このワインの糖度は244g/L(2018VT)。アイスワインの糖度は160~200程度のものが多いのですが、このワインは一段と甘いです。貴腐ワインでないとなかなか到達できない糖度で、2018年というヴィンテージの贈り物でしょう。
《このワインについて》
アイスヴァインは気温がマイナス7℃以下まで下がった日の朝に、凍った状態のブドウを収穫します。2018年ヴィンテージに関しては、翌年1月22日に収穫したそうです。その日はマイナス12℃まで下がったんだとか。
実の中の水分が凍ってエキス分が凝縮するので、ブドウの収穫量の割につくれるワインはごくわずか。1haあたりの収穫量は普通は40~100hL程度ですが、このアイスワインはわずかに7hL/ha。つまり100m四方の畑からハーフボトル2000本もつくれない計算です。そのワインが4,000円程度で楽しめるのは、非常に割安だと言えます。
Albiger Hundskopf Weisser burgunder Eiswein Kester Wolf 375ml