《生産者について》
カルトワインの一つとして人気の高い「スケアクロウ」。そこから輸入元に「うちの畑・JJコーン・ヴィンヤードに隣接するモリソリ・ヴィンヤードが自社元詰めのワインを始めたから、日本に輸入して販売してあげて!」という紹介があり、今回初ヴィンテージが初輸入となったのがこのワインです。
ブドウ栽培家としての歴史は長く、1902年にこの畑を取得。5世代120年にわたって栽培管理してきました。有名どころではボーリュー・ヴィンヤードやオリン・スウィフトがブドウをつかっているといいます。
イングルヌックの畑にも隣接した好立地で、マヤカマス山脈につづくなだらかで水はけのいい畑です。高級カベルネ・ソーヴィニヨンを生む沖積扇状地にあり、初ヴィンテージからこの値段も高すぎることはないのでしょう。
オーパス・ワンをはじめとしたナパの高級カベルネをいろいろ飲んでいる愛好家にプレゼントをする。あるいは一緒に飲むことになった。そんなときに「おっ!」と言わせる1本としていかがでしょうか。
《テイスティングノート》
カシスやチェリーのような、熟度がありつつも豊かな酸味を予感させる香り。そして土埃のようなミネラル感「ラザフォード・ダスト」をしっかりと感じます。口の中では香ばしいコーヒーのような風味も感じ、しなやかで豊富なタンニンは、このワインが何十年もかけて美味しくなっていくことを約束しています。
Morisoli Vineyard Cabernet Sauvignon Rutherford Napa Valley