《生産者について》
ニュージーランドで活躍する日本人生産者、木村滋久さんの『キムラセラーズ』。その実直な人柄と、飲めば笑顔になるようなワインで、着実にファンを増やしています。
キムラセラーズのラインナップは、自社畑のソーヴィニヨン・ブランが主軸。年間1000ケースつくれるかどうかの生産量は、畑を自ら管理するゆえにそう簡単には増やせません。
「木村さんのワイン美味しいから、もっとつくってよ」の声に応えて、ピノ・ノワールを定番としてつくっているほか、シャルドネやリースリングなども手掛けてきました。
そして今回も新たな品種にチャレンジです。
《このワインについて》
アルバリーニョはスペインのリアス・バイシャス地方やポルトガルのミーニョ地方で栽培されている白ブドウ。果皮が厚くてカビなどの病害に強い他、比較的温暖な気候のもとでも酸味を保てるという特徴ゆえに注目を集めています。
キムラセラーズの本拠地はマールボロですが、このアルバリーニョはお隣ネルソン地区から調達します。樹齢11年とまだまだ若いのは、ニュージーランドでこの品種はまだ始まったばかりということでしょう。
《テイスティングノート》
爽やかなライムやオレンジの皮、白い花やはちみつのアロマを感じます。アルバリーニョらしい凝縮感のある果実味とともに、素晴らしいフレッシュさ。ほのかに塩味を感じるような風味です。力強い酸味がワイン全体の印象を引き締めます。
Kimura Cellars Albarino