《生産者について》
海からの冷たい風によってボルドーと似た気候だと言われる西オーストラリア州マーガレット・リヴァー。その地を代表する生産者の一つが、このルーウィン・エステートです。
ルーウィンでまず有名なのが、毎年エチケットのイラストを変えるアートラベルのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン。ずいぶん昔の2004年からスクリューキャップでワインをリリースしており、10年20年と経過したワインでも大きなボトル差なくきれいに熟成しているのが特徴です。
《このワインについて》
現存するのはもうかなり少なくなってきた、コルクで栓をされたルーウィン・エステート。スクリューキャップで栓をされたものと比べると、2,3年の差とは思えない時間の進みを感じます。熟成カベルネが枯れかけた感じのお好きな方にはまたとないワインであるはずです。コルクの個体差からボトルによる味わいの差は大きいと予想されます。
【パーカーポイント88点】
[ワインアドヴォケイト誌173号 2007年10月のレビュー]
2003年のカベルネ・ソーヴィニヨン "アート・シリーズ "は、アロマは控えめだが、ローストハーブ、土、カシス、ブラックカラントの香りを示す。しっかりとした味わいで硬く、さらに5年から7年の瓶熟成が必要だ。開花に必要なバランスを備えているように見えるが、官能的な喜びよりも、むしろ頭脳的な喜びを与えてくれる可能性が最も高い。
ルーウィン・エステートは、西オーストラリア州のベンチマークとなるワイナリーの一つだ。赤も白も冷涼な気候の特徴を示し、ヨーロッパのエレガンスを感じさせる。
[Jay S Millerによる試飲]
Leeuwin Estate Art Series Cabernet Sauvignon