《生産者について》
ヴァンサン・ジラルダンが有名になる過程では、「濃厚ではちきれんばかりの果実味がある」スタイルがロバート・パーカーを中心に高く評価されてきました。
しかし2002年にドメーヌに加入した醸造家のエリック・ジェルマンは、このスタイルを変更する必要があると考えていたそうです。そして2012年、ヴァンサンが健康を理由にドメーヌを引退。新たなオーナーのもとエリックをトップとした新体制に移行し、「ピュアでエレガント」なスタイルへと変貌しています。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト 2021年1月の試飲]
2018年のバタール・モンラッシェ・グラン・クリュは素晴らしく、柑橘類のオイル、温かいパン、フランジパーヌ、洋ナシ、白い花、スモークの複雑なアロマを見せるべく解き放たれる。フルボディでサテンのような層があり、豊かで筋肉質、その規模にもかかわらず継ぎ目のないエレガントなプロフィールと生き生きとした酸を備えている。理想的な立地の区画から生み出される、長く、浸透力のあるワインだ。
[William Kelley氏による評価 飲み頃予想2026-2050年]
Batard Montrachet Grand Cru Vincent Girardin