【パーカーポイント92点】
[ワインアドヴォケイト誌228号 2016年12月のレビュー]
このワインは新樽90%で熟成され、カベルネ・ソーヴィニヨン68%、メルロ30%、カベルネ・フラン2%のブレンドで、何年かぶりに試飲したヴィンテージである。健康的な色合いで、かなり深く、縁に薄いレンガがあるくらいだ。香りはかなり強烈で、1986年としてはかなり官能的で、もしかしたら盲目の私は1985年と間違えていたかもしれない。レッドプラム、リコリス、グラファイト、この1986年には丸みがあり官能的な何かがある。ミディアムボディで粒状のタンニンがあり、口に含むと香ばしく、ほとんど肉のようで、きれいにバランスがとれている。カベルネ・ソーヴィニヨンからくるスパイシーでブラックペッパーの刺激が余韻にある。他の1986年ヴィンテージのワインのようなストラクチャーや持続性はなく、むしろディナーテーブルで料理を引き立てるようなクラレットだ。今飲めば完璧だが、このコス・デストゥルネルはあと15~20年楽しめる。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2016-2034年]
Chateau Cos d'Estournel