《生産者について》
クローズ・エルミタージュやエルミタージュで最も有名な生産者のひとつ、「ポール・ジャブレ・エネ」を実家に持ち、そこでブドウ栽培を行っていたフィリップ・ジャブレが独立して設立したドメーヌです。栽培に手間がかかる北ローヌで破格な価格設定を行っていること、また堅牢なワインはリリースせずセラーで熟成して飲み頃だと判断したものから出荷していることなど、非常に消費者に寄り沿った立場を取っています。
《このワインについて》
シラー単一品種で造るクローズ・エルミタージュで、ジャブレ本来の姿を試せるスタンダードクラスです。飲み頃まで現地セラーで寝かせてからリリースしてくれているため、現行ヴィンテージは他生産者の同銘柄よりも2,3年ほど古いです。「熟しすぎたワインはテロワールを表現できないと考えている。北部ローヌの気候に沿った、自然に忠実なクローズ・エルミタージュを造りたい」と生産者は言います。
《テイスティングノート》
「フランスのシラーってこんな感じだよね」という感想が出てきそうな優等生な味わいです。またしっかりとしたタンニンを持ちつつも、熟成を経て丸みが出てきた状態です。上質な味の濃いお肉と合わせるワインとしてオススメです。
Crozes Hermitage Rouge Philippe et Vincent Jaboulet