《試飲販売で大好評》
大阪の某百貨店。輸入元さんがブースを出したその試飲販売で、赤ワインとしてトップクラスによく売れたのが、このシラーズ。
百貨店の試飲販売ですから、ちいさなプラスチックカップで10mlにも満たない量です。それで「あ!これ美味しい♪家で1本飲みたい!」と思ってもらえる力があったわけです。
その理由はオーク樽強めのバランス感でしょう。
《テイスティングノート》
黒コショウやスミレ、カシスなどの黒系ベリーの香り。新樽を30%つかって熟成をしているので、そこに樽由来のバニラやコーヒーのような香ばしさがあります。シラーズとしては渋味抑えめでなめらか。シルキーな口当たりで、よく味わいがまとまっています。
チェーン店じゃないハンバーガーショップのチーズバーガーや、牛肉の赤ワイン煮込みなどの味の濃い肉料理と合いそう。でもあまりお家でつくる機会はないでしょうから、むしろワイン単体で楽しむのがおすすめです。
圧倒されるような濃厚さではなく、気持ちよく飲み続けられる重量感です。我が家の定番として、リピートしたくなる味わいでしょう。
《生産者について》
ハーテンバーグはステレンボッシュの地にて1692年からつづく老舗ワイナリーのひとつ。
その敷地内の畑は、標高差が最大で280mもあり、様々な栽培条件のブドウを自社で用意することができます。そのコンセプトは「他にはない、ずば抜けて高品質なワインを作ること」だそうで、特にシラーズでは南アフリカ有数の生産者です。
Hartenberg Shiraz