《生産者について》
ジュヴレ・シャンベルタン村が本拠地のフーリエは世界中のブルゴーニュ愛好家が争い手に入れる人気ワインの作り手。当代のジャン・マリー氏の代になって急速にその名声を獲得しました。
畑の面積が10haほどとそう大きくなく、しかもその多くが樹齢の高い畑です。そのため生産量が非常に少なく、リリース直後に完売。「もっとワインの生産量増やしてよ」の声は多いのですが、今のブルゴーニュはそう簡単に畑を購入できません。そこで2011年にスタートしたのが、購入したブドウでつくるネゴシアンとしての「ジャン・マリー・フーリエ」。あくまでドメーヌの補完という位置づけなので、自社畑のないアペラシオンからしかつくりません。また自身でドメーヌのワインをつくっている人からのみブドウを分けてもらっており、それによりブドウの質を保っているといいます。
「ブルゴーニュの神様」アンリ・ジャイエの弟子として、彼の真似をするではなく、フーリエのスタイルを確立しています。
《メーカーによるテイスティングノート》
甘いチェリー、ストロベリーやラズベリーに杉、グリルした肉や林床のアロマが層を織りなしており、空気に触れるとアイリスの花のアロマが開いてくる。ミディアム-フルボディーのサテンのように滑らかで洗練された口当たりを持ち、首尾一貫してフレッシュな酸とブラックベリーやラズベリー、オレンジの風味が時間の経過と共に大きく広がって口内を満たしてくれる。計り知れないほどの熟成ポテンシャルを持つ偉大なワイン。
Chambertin Vieille Vigne Grand Cru Jean Marie Fourrier