《「人たらし」の生産者!?》
ザ・ヴァイスのオーナー、マレック・アマローニ氏はドラマティックなエピソードが盛りだくさん!
天才的頭脳を持つ彼は、16歳で高校を卒業し医学部へ進学するも、17歳の時に大学をやめニューヨークに渡ります。ほぼホームレスのようなその日暮らしのなかレストランで働き、苦労をしつつも21歳前に高級レストランでワインバイヤーの業務を任されます。
その後ディアジオ・モエ・ヘネシーでトップクラスの営業マンとして働きながら、こっそり副業でワインの輸入を開始。世界の様々なワインに触れ、自分自身が個人的に好きなワインはカリフォルニアのナパワインであることに気付きました。
ワイン業界の全ての仕事を行ったと思っていた彼が、唯一未経験だったのがワイン造りの仕事でした。マレック氏は26歳のころから、週末にニューヨークから週末はナパに赴くようになり、ナパとのつながりをどんどん深めていきます。
そして2013年、ファーストヴィンテージのシャルドネをリリース。この1種類だけだったラインナップは、わずか5年後の2018年には15種類以上を生産。生産量もどんどん増えていき、現在ではナパ生産者の上位15%に入るほどに急成長しました。
20代半ばの若き生産者が、なぜたった数年でこれほどの成功を収めることができたのでしょうか?最大の理由は、マレック・アマローニという人物が人を惹きつける魅力を持った「人たらし」だったからでしょう。
最高のワインを造るには、ブドウ農家からの信頼を勝ち取らなければなりません。「マレックなら我々のブドウを最高のワインにしてくれる!」ナパのブドウ農家からの信頼を得たからこその高品質、それこそがザ・ヴァイスのワインの特徴です。
《マレック・アマローニ氏の次なる1歩》
ナパの名だたるワイナリーとなったマレック氏ですが、彼はさらなる夢を抱いています。それはナパ・ヴァレーすべてのAVAでワインを造ること!
ナパのサブリージョン「オーク・ノール・ディストリクト」のブドウで造られたこのワインもそのひとつです。
暑すぎず寒すぎずの完璧な環境に恵まれた区画から採れた、鮮やかな個性とエレガンスを持つカベルネが使われています。
The Vice Cabernet Sauvignon The Hostage Oak Knoll District