《生産者について》
ジョン・コングスガードが設立したこのワイナリーは、自社畑だけでなく契約畑からも素晴らしいワインをつくることで知られます。今では高級ワイン用のブドウ調達として一般的になった、オーダーメイドのブドウ栽培。ブドウの対価を収穫量ではなく栽培面積で支払うことでできる、低収量で品質を最優先した栽培を依頼することの第一人者なのです。
クオリティーに対する姿勢は尋常ではなく、品質に満足できない年は容赦なく生産量を減らします。
《このワインについて》
コングスガードは、父が判事であったことから名づけた自社畑「ザ・ジャッジ」からつくられるシャルドネで有名です。そのコングスガードがアトラス・ピークにある契約畑からつくるカベルネ・ソーヴィニヨン。カベルネ単一で作られることもあれば、年によっては少量のメルローを混ぜることもあります。
標高の高い山地に位置する畑からつくられるカベルネであり、複雑性と凝縮感、ソフトなタンニンが特徴です。
《2020年ヴィンテージについて》
この年はナパ・ヴァレーで非常に大きな山火事があった年。収穫前の黒ブドウが煙をかぶってしまったため、高級ワインの生産者を中心にこのヴィンテージはリリースしないというところも多いです。コングスガードも煙の影響を受けなかった畑からしか生産しないため、ワインの数は極少。いつもは手に入りやすいカベルネ・ソーヴィニヨンが、2020年はわずか1本です!
Kongsgaard Cabernet Sauvignon Napa Valley