《生産者について》
辛口リースリングの生産者において、世界一はどの生産者か。その問いに少なくとも有力候補として名前が挙がるであろう生産者が、ゲオルク・ブロイヤーです。
《このワインについて》
ゲオルク・ブロイヤーはVDP(ドイツ高級ワイン生産者連盟)を脱退してしまったので、特級畑(グローセ・ラーゲ)を名乗ることはできませんが、十分に特級相当といえる畑を4か所所有しています。3つがリューデスハイム村、1つがラウエンタール村です。
このローゼンエックはリューデスハイムの3つの畑の中で最も標高が高く冷涼。当然酸味も高いのですが、既に多少熟成した状態ですので、買ってすぐ楽しめます。
【パーカーポイント95点】
[ワインアドヴォケイト誌 2017年12月のレビュー]
2015年のラインガウ・リースリング・リューデスハイム・ベルグ・ローゼネックは、非常に緻密でクリアな表情が見えるが、より繊細で明るい2016年と比べると、より濃く、リッチで凝縮された果実味がある。また、砕いた石のような愛らしい火打石のアロマと、わずかなカラメルのヒントがある。フルボディで丸みがあり力強く、たっぷりとした果実味を持ちながらも、タンニン、ミネラル、酸によってしっかりとした骨格が構築されており、リッチながらもフィネスがありエレガントで、非常に長く塩気のあるフィニッシュのベルクローゼネックだ。非常に複雑な味わいで、凄く良い熟成が期待できそうです。
[Stephan Reinhardtによる試飲 飲み頃予想2022-2040年]
Alc:11.3% 残糖:5.4g/l 酸:9.1g/l
Rudesheim Berg Roseneck Riesling Georg Breuer