《生産者について》
シャトー・ポンテ・カネは、ボルドー格付けこそ5級ながら、最先端の手法・製法を積極的に取り入れる革新的なシャトーです。アンフォラやコンクリートタンクによる熟成など、伝統にとらわれないメソッドを推し進めているほか、左岸で初めてビオディナミ認定を受けたことでも有名です(2014年認定)。過去にワインアドヴォケイト誌で100点満点を獲得するなど、1級シャトーに迫る評価を受けるワインを生産しています。
《このワインについて》
95年ヴィンテージの時点では、ビオディナミはまだ行われていませんでした。しかし、現在のオーナーであるアルフレッド・テスロン氏によって多額の投資と品質向上が図られた直後の時期であるため、ワインの質は劇的に向上しています。格付けの枠に留まらないトップシャトーの実力を垣間見ることができるでしょう。
[ワインアドヴォケイト誌189号 2010年6月のレビュー]
アロマはダークであるが、非常に多面的である。スモーク、鉛筆の芯、トリュフ、アジアのスパイス、ブラックベリー、甘草のノートに続き、噛み応えのある、濃厚でリッチ、パワフルなワインは、完全に調和されたオーク、香ばしいブラックフルーツ、熟したタンニン、10年の熟成のポテンシャルを備えている。2020年から2037年までが飲み頃だろう。
[Jay S Millerによる試飲 飲み頃予想2020-2037年]
Chateau Pontet Canet