《生産者について》
父の大反対を押し切ってワインメーカーとなり、希少なルケというブドウでワインを造り続けて18年になる、まさしくパイオニアといえる生産者、それがルカ・フェラリスです。忘れられたブドウを復活させただけでなく、当時の技術的な問題で甘口ワインしか作られていなかったルケで、初めて辛口ワインを作り上げたことでも有名な生産者です。
《ルケというブドウについて》
「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェラート」というのはイタリアの高級ワイン「DOCG」に格付けされてはいますが、実は生産量はごくわずか。24軒ほどしかつくっていません。それなのにDOCGを名乗れるのは、類まれなるキャラクターを持った赤ワインだからです。
そのキャラクターは香りに現れます。まるでバラ。赤ワインによく感じるベリー系の香りとは明らかに異質でボリューム豊かな香りがグラスからあふれ出します。
ワイン初心者に香りの違いを感じてもらいたい時、白ワインならゲヴュルツトラミネールを出せばもうハッキリと感じてもらえるでしょう。赤ワインでそれほどの大きな違いを出せるもの。それが「ルケ」です。
《テイスティングノート》
赤いバラや植物園、ハーブティーのようなうっとりするような香り。まるでアロマキャンドルを炊いたかのよう。渋味や酸味はおだやかで、際立った個性はありません。ただただ、香りが凄い!
Ruche di Castagnole Monferrato Clasic Luca Ferraris