「今年のベストセラーカリフォルニアワインはこれです!」
輸入元の営業さんがそう断言するほど自信満々のワインが入荷しました。
《生産者について》
「ラザフォードロード」のブランドを手掛けるのは、マイケル・ポーザン・ワイナリー。1991年に妻のメアリー・アンと設立したもので、今では年産10万ケースの規模にまで成長しました。
2018年にはカリストガに自社畑を取得したものの、基本的にはネゴシアン・スタイル。ナパやソノマのブドウ栽培農家といい関係を築いてきたため、毎年優れたブドウを選ぶことができます。モリー・リピット氏をコンサルタントに据えて、品種特性の現れたワインをつくるので、農家も安心して彼にブドウを預けるのです。
《このワインについて》
表記される産地の範囲が狭くなるほどワインは上級となる。つまりカリフォルニアよりナパ・ヴァレー、そしてそのサブリージョンであるラザフォード表記のワインのほうが希少価値が高く高価。それが普通です。なのでナパ・ヴァレーのサブリージョン名義のものはおおよそ1万円オーバー。
それがまさかの5000円アンダーで入荷しました。輸入元さんが胸を張るのもわかります。
《テイスティングノート》
カシスやダークチェリーなどのフルーツのアロマに葉巻のニュアンス。きめ細やかで厚みのあるタンニンが魅力的で、余韻にはエスプレッソやチョコレートの風味が広がります。確かにワンランク上の風格を持ったワインです。
Rutherford Road Cabernet Sauvignon