《生産者について》
南仏のセヴェンヌの山麓で300年以上つづく老舗ドメーヌ「GRAND-CHEMIN」。「偉大な道」という名をもつそのドメーヌは、代々父から子へ…と仕事の枠を超えて受け継がれ、現在の5代目に至ります。天体観測地としても知られる程、空気の澄んだセヴェンヌ山と地中海に挟まれたその地を、尽きることのない文化の源として敬意を払うと同時に、まるで自然も家族の一員かのように思いやりを持って、共存しています。
《このワインについて》
「Origine(源)」レンジの1つ。日常ワインとして、よく親しまれるIGPには珍しい単区画(リウ・ディ)のブドウのみを使用。気候や土壌、斜面などによる微気候の違いにも着目し、親しみやすい価格ながら、良いワインを作ることに余念はありません。それは彼らが文化の源として感じている、彼らの原動力ともなるものを、このワインの中に宿すため、そして飲み手にも伝えるため。皆さんの原動力の「源」になりますように。
《テイスティングノート》
注ぐと徐々に広がる優雅な芳香。生産者HPではビターチェリーとの愛称をもつモレロチェリーと表現。それを連想させるようなチェリーと、アフターに茶葉のような上品な苦みが感じられます。繊細でいて、しなやかな滋味溢れる味わいです。
Pinot Noir Le Bay Domaines Grand Chemin