[ワインアドヴォケイト 2016年7月のレビュー]
ロンドンのポンテ・カネ・バーティカルで試飲したところ、2004年のシャトー・ポンテ・カネは、常に2005年の影に隠れてしまう運命にあることは明らかなようだ。この宝石を見過ごさないで。ブーケはピュアなブラックベリー、鉛筆の芯、タバコの香りを放ち、現時点では2005年よりも寛大で、ビジネスとして開かれていると言えるかもしれない。ドライハーブの要素もあり、ブラックタールのヒントもある。ミディアムボディで、かなり頑丈な口当たり。2005年と比較すると、タンニンはおそらく「擦り切れそう」だが、予想外に強烈な土っぽいブラックフルーツで覆われ、タンニンのフィニッシュを縁取っている。もしあなたが豪華なポンテ・カネを欲しがっているならば、2003か2009を選ぶべきだが、もしあなたがより「クラシックな」ポイヤックを好むならば、2004年のポンテ・カネがその条件に合うだろう。このヴィンテージのアルフレッド・テセロンのワインは間違いなく素晴らしく、私なら今すぐにでも飲み始めるが、タンニンが柔らかくなる4-5年後まで寝かせておくだろう。2016年2月試飲。
[Neal Martinによる試飲 飲み頃予想2016-2040年]
Chateau Pontet Canet